新しさもよりけり

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     毎週月曜日はデザイン学校で木工を教える日なんだ。16日に向かう途中、

    銀座へ。修理完了のライターを受け取りに松屋。以前ネットで買ったダンヒルは

    二代目。初代はなくしたの。古いライターだから壊れるのはわかってる、前のも

    そうだったからさ。直しに出せば15,000円かかるのも了解済み。タバコ吸わない

    人にはわからないだろうけど、吸う人だって百円ライターでいいじゃん派の方は

    多い。でもですよ、着火の際の気持ちよさは格別なんだからしかたない。重さ、

    手触り、作動音、炎の具合、どれをとっても流石ダンヒル。タバコを吸うたびに

    味わえる快感(小さいけど快感は快感だ)を捨てる気はないのよね。

     

     でね、ふと思い立って隣りの伊東屋へ行ったんだ。これも以前、同店で開催

    されていたモレスキンの展示会でジャパニーズなんとかのノートをことを相談

    しようと思って行ったときに、大きめの黒色があったの。

     これなんだけどね。ちなみにジャパニーズなんとかってのは、屏風のように

    全ページが一繋がりになってて、ベロベロ〜と広げれば絵巻のようになるの。

    これが姿を見なくなって久しくてさ、別に使い道があるわけでもないけど

    ないとなると欲しくなるのがアタイ。で、小さめのとコレを買ったわけです。

     

     そこで問題なのが黒紙。さぁて、これを何に使おうか。というより使い道

    はさておき、まずは書くのならばインクがいるだろ、色は白に決まってる、

    いまどき白インクなんかあるんだろか、聞くなら伊東屋しかあるまい。本店

    に行ったら裏の支店?にあるかも、ってことで裏に行き4階?でお買い求め。

    そんとき気が付いたんだよな。昔のアルバムはこの手の黒紙で、そこにゃ

    しっかりと白インクで書かれていたもんだ。名前とかね。昔見た記憶が蘇り

    懐かしさがココロに広がった(というほどでもないけど)。

     

     授業は相変わらずの調子で終わり、教室でミニ書類を書いてたら学生が

    来て相談があると。二年生だ。卒業制作の相談事、雑貨専攻の彼女ソファ

    が作りたいんだと。木工技術は皆無、もちろんソファなんて作ったこたぁ

    ない。クッションだって布だってじぇんじぇん知らないんだも〜んな世界。

    どうせアシスタントに手伝ってもらなきゃならないだったら早めに筋立て

    といたほうがイイ、布も調べようね、ボタンやリボンもついでに調べとい

    たら、まるで先生みたいだ。それが終わって帰ろうと出口に向かったら

    もう一人の二年生が待ってる。またもやソファだ。まぁ相談されるのは

    イヤじゃないけど、二年生は受け持ってないし、他に誰か相談できる人

    いないのかいと思いつつも、ここじゃなんだから喫茶店にでも行こうと。

     

     校内じゃタバコ吸えないもんな、タバコ吸わずしていいアイデアなんか

    絶対に出ないからさ、とにかくタバコ吸えるとこってワケ。歩くこと数分

    よさげな喫茶店に遭遇。昔々はモーツァルト、昔は李白、今は喫茶去と

    称する店。聞けばタバコOKで夜8時まで営業だと

     ピアノの両脇にスピーカーがある。ん? イギリスの名器タンノイ?

    でもちょいと違うか。写真出典

     聞けばALTECとのこと。ふ〜ん、ええやないか。気合いが入っとるや

    ないか。吊り棚にはEPがズラリ。いまどきEPかい、LPもありCDもある

    けど、EPへの思い入れの堂々っぷりがまぶしい。応援したろやないか、

    たって週一度行くぐらいしかできないけど。帰ろうと出口で看板を見たら

    二階席もある、どうやら畳敷きで掘りごたつらしき風情。きっと学生同士

    や先生と座談にふけってくれってことなんでしょう。度々登場の「今どき」

    だけど、だめ押しだなこりゃ。旧くは学生の街で鳴らしたお茶の水または

    水道橋、往古の文化を絶やしてはなるまいとの店主の意気込みに拍手は

    鳴り止みませんよ。マジで。

     

     ということで投票日の今日、昨日まで勤しんでた2.4mの長棒の削りに

    飽いて、大リーグ中継を途中まで観て、地下でレコード鑑賞たい。

     炭火が恋しくなるこの時期、きのうから投入と相成った。ちょっと前まで

    さほどでもなかりけりな寒さ、ここ数日の長雨でめっきり寒くなっちまった。

    地下は、7〜8畳の広さ、そこに小さな手炙りの火鉢、炭は3個が限界。

    どれほどの暖房効果と聞かれれば、そこはかとなき暖かさとでも言いましょう

    か。長袖長ズボン靴下を着れば、そこそこの暖かさ、我慢出来ない寒さでは

    まったくない。考えてみればさ、昔はみんなこうだったんでしょう。時が移り

    行き、技術革新の波で次々と便利快適が実現された今、半袖で暮らせる暖かさ

    なんてのは贅沢が過ぎるとアタイは思っているのでありんす。

     

     かくいうアタイ、なにもなんでもかんでも古いものがイイなんて思っちゃ

    いませんぜ。でも長く生きてると、どんどん時代は変わり、新しいものに

    取って替わって古いモノは消え去り、それはしかたのないことだけど、消え

    去ったモノだっていいものはたくさんあるし、使う人によっては替える必要を

    感じないモノだってあるわけでね。歴史の流れに棹さす気はないけど、その

    時々で気に入ったモノがあり、それに魅力や愛着を感じるんならそのまま

    でいいやないかって思うだけなのダ・・・・・・・・・・・・・。

     

    雨降り続けて地は固まるどころかドロドロ〜・・・・・な、店主でした。

     


    内澤嬢 続編

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       きのうは髪を切りに梅屋敷に。今まで通っていた神宮前の美容院、思うところが

      あってヤメようと思い、古着屋ZIRAの店主Sさんにどっかないかな? 教えて

      もらったのが梅屋敷。古い街並だ。聞けば東京で2番目に長い商店街とのこと。

      ちなみに一番はむろん戸越銀座。まことに魅力的な焼き鳥屋でモツ煮込みを買い、

      琵琶湖なる喫茶店で一服し、ZIRAに顔を出してご帰還。

       

       電車に乗るんなら本がいる、部屋を出るときにタンスの上に本があったんだ。

      斎藤隆介著・職人衆昔話。若いとき読んで、昔の職人気質や修行の厳しさに感心

      したけどいつのまにか紛失、ずいぶん経ってから文庫本を再購入したんだわさ。

      それが放置されホコリまみれ。そうだ! 地下の試聴室で使う椅子を作ってもらう

      知り合いのT本さんに会ったときに差し上げたら喜ぶかな? その前にチョッと

      読んでみよ。電車の中で少し読み進み一文に目がテン。

       

       いいえ、特別に面白い思い出なんかありませんが、路地を通ると板を渡して用を

      足して、その出たものを豚に食わせているムナクソ悪い景色を見てキモをつぶした

      のを覚えています。

       

       椅子張り職人、通称張り屋あるいはバンコ屋の筒井辰次郎さんの丁稚時代の

      一コマ。明治25年生まれ、11才のときに家が破産し、東京へ、そこで見たのが

      この1シーン。明治36年当時東京では路地でうんこして、それを豚に食べさせてた

      ってことだ。なんてこったい! うんこを豚に食べさせる、ネパールと同じことを

      東京でもやってたやないか。調べてみたら1903年、たった114年前のことじゃんか。

      中国のトイレ事情を笑ってる場合じゃない、時代の移り変わり国の変わりよう

      流れる時間の遅速文化変遷の程度はさまざまだ、先進後進の中味の問題もある

      けどさ、他国の文化を自国の文化と比べてたり自分の常識であれこれ口を挟む

      なんてことは礼を失してるんじゃないかの、そんなことを改めて思い知った

      ワケでやんす。

       

       なんか考えちゃうな。いえね、前回の内澤嬢の本で、トイレットペーパーに

      まつわるアレコレがあって、うんこした後で手で洗うようにしたってことが

      あったんだわさ。インドだってイラン?だってそうしてるし実際体験してるから

      彼女にとっちゃ特段トンデモナイことではない。洗うためには水がいる、容器が

      いる、ってことでじょうろ(でかすぎる)で試したり先端を切ったりの試行錯誤

      があって今はなにかの容器を転用して解決。問題は水で洗った後お尻を拭くか

      どうかってこと。現地で聞いたらそのうち乾いちゃうからそのまま下着を戻す

      って方多かったらしいけど、彼女はそうはゆかないんだ。やっぱ拭きたい。紙を

      使わないんならタオルしかない、でも来客が来た時にそのタオルで手を拭くかも

      しれない恐れ充分、で、結局使われずにあったハンドタオルを使い、手拭きとは

      別の隅っこに置くようにしてあると。

       

       これを読んで我が意を得たりのアタイ。アタイの家はウォシュレットだけど、

      ずいぶん前から洗浄後拭かないでそのままパンツを穿く方式となって久しい。

      紙に怨念はないけど、老化による身体硬化でお尻に手が回りずらくなってるのが

      主因。特に朝はほとんど手が届かない。お尻洗浄だけでキレイになるかどうかは

      数回の検査で確証済み。拭かないでパンツ穿きそのまま立ち上がると腿に水滴が

      少しだけ垂れる?  のはわかるけど、すぐにパンツに吸収されるしいずれ乾い

      ちゃうからね。ま、気持ち悪いっていえば悪いんだけどさ、それより素早く

      トイレから出られる快感! はたまた手軽さにぞっこんなんだ。

       

       髪切って帰路、京浜蒲田駅からJR蒲田駅まで歩く。梅屋敷よりも都会化して

      いる、とはいえ昔風の個店がオモロい。特に三軒のビデオショップがアタイを

      引きつける。DVDもあるけどVHSビデオが居並ぶ様は壮観でね、ついつい一軒

      でぶらり店内の旅。最後にZIRA表敬訪問。もう買うまいぞ!  ほとんど毎週

      通ってるから欲しいものはないだろ!・・・・ところがあったんだな、これが。

      だから言わんこっちゃない、訪れればなにかしら気に入った服があるんだから

      もう買わないココロなら行かないのが一番、と思ってもついついは人情って

      もんじゃないか? それアタイだけのこと?

       こんなんですわ。これでも買うときにゃケッコウ躊躇したんでっせ。

      買うべきか買わざるべきか・・・・・・・・・。目立ち過ぎだろ! 変なヤツ

      と思われるだろうな、カミサンにはとてもじゃないけど見せられませんよ、

      刺繍しまくりだもんな、それももっこり盛り上がってるもんな。あぁ、

      どうせよう? 第一これに合うパンツなんかあるんか? コーディネート拒否

      だろ、これ。でもなぁ、5800円だしな。二度と出会うチャンスは皆無、いつも

      の言葉がアタマを巡る。ためつすがめつ、しばし。

       やっぱな、インドかい。だめ押しだ。さぁ買わんかい!インド製でっせ、

      インド綿でっせ。裏地も薄い綿で覆われてるし、あ〜ぁ、ぬ〜う。

       実はレディスなんだ。ボタンの位置が逆だもん。初見、着れないだろと思い

      つつ試着したら、サイズは合うと来たもんダ。第二のだめ押しかい。

       背中もご覧の通り。つまんで縫ってたんぼの畦みたいになっちょる。まさに

      装飾満艦飾、どこも手を抜いていない素晴らしさ、まるでボクジャだなもし。

      こんなもん買ってるからモノが増えるんだ。しかも不要でしょ、これ。

      なくても生活にはな〜んも支障はありません。贅沢品だ、年を考えろ、もっと

      落ち着いたフツ〜の服を買えよ、みんなそうしてるぜ、やめといたほうが

      いいんじゃないの、み〜んな振り切って買うてしまった。

       

       雀百まで踊り忘れずってアレかいな。踊るアホなら踊らにゃソンソンかのう。

       

      恐るべしZIRA、こんな服仕入れちゃいけませんて・・・・・な、店主でした。

       


      やっぱオモロい

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         近くまで行ったので、卒業生が営んでいるレストラン(って感じじゃない

        んだけど)に車を走らせる。横須賀は秋谷にあるエスケープ。とっくに昼時は

        過ぎてて、やってないかも?と思ったんだけど、外から見上げれば窓は開いて

        る、やってる? やってた! さっそくなんでもいいからテキトーに食べさせて

        おくれ、いいカツオがありますよ、それでいいよ、食して一服。

         

         昼が過ぎて彼女と一休みしていた店主・O合君と食後のコーヒーを飲みつつ

        一服のとき、なんだかんだ話の中で彼女が行きたいところはモンゴル、そんな

        話になってね。ヘェ〜そうなんだ。この彼女、近くでキムチ屋さんを営んでて

        これがけっこう美味いんだけど、モンゴルで思い出したのが世界屠畜紀行。

        世界にゃ家畜を食べるとこいくらでもある。絞め方もいろいろでね。たしか

        モンゴルじゃ胸の一部をちょっとだけ切って、手を突っ込んで心臓近くの血管

        を指でつぶす、その間数分の見事な技、家畜は苦しむことなく食材となる。

        こんなことが詳細なイラストで描かれている、書き手は内澤旬子さんだ。

         実は、それ以前に読んだのが東方見便録でね。アジア各地のトイレ事情の

        ルポルタージュ。場所柄とてもじゃないけど写真ではアカン、イラストなら

        OKってことで内澤さんにお鉢が回ってきたんだろ。しかも、この仕事実際に

        トイレを見て、体験しなくちゃならないから、誰でも出来ることではない!

         それがコレ。中国の凄さは耳にしてた。O合君の彼女だって体験済み、

        やっぱそうなのと話は盛り上がる。この本で私が大爆笑したのはネパール。

        大きな円形の豚舎は地面を掘り下げてあり、縁の石積みに座りいざ、見ると

        真下に豚が口を開けて待ち構えている、早くウンチせい!ってわけだ。

        もちろん、見るだじゃなく試してみるのが内澤女史のスゴイところでね。

        いや〜世の中には凄い人がいるもんだと、いたく感心、以来のファンなのだ。

         

         でね、そんじゃこの二冊送ってあげるよと約束し、帰ってからネット検索。

        わりと最近の本をめっけて、入手して読んだと思ってくんねえ。

         まずは捨てる女。イラストの仕事ってのはジャンルがバラバラ、ってことは

        資料が溜まる、仕事以外でも興味があるものは欲しいに任せてドンドンたまる

        一方、それが病気(「身体のいいなり」これも読んだ)をきっかけにイヤに

        なって、捨てに捨てまくる騒動記。製本も好き、読めない言語でも装丁が

        気に入ることも多々、置ききれなくなった本を実家に一時預かり、そんとき

        父親「あなたは、一体どうしたいの」みたいな言葉がココロに刺さる。それが

        私の心を打つ。規模が小さい、数は少ない、とはいえ私もほとんど同じような

        もんだからな。横須賀の浜辺で拾ったけっこうな丸太、あれから数年、ようやく

        真っ二つに切ってなにか作品にしようかとの最近。あなたの気持ちよぅ〜

        わかりまっせ。

         

         好きで集めた品々、やろうとしてまんま放置の品々、服だっておなじだ。

        大枚を叩いて買ったジャケットはタンスに眠ってるし、この前買ったシャツ

        だって着る機会を待ってるていたらく。手のこんだ刺繍が施されているシャツ

        は普段使いできるもんじゃない。だったらなんで買うんだと言われるだろう

        けど、見た瞬間に欲しいと思うんだからしかたない、今を逃せば二度と入手

        できないだろと思っちゃうんだからしかたない。私が欲しいと思うものが、

        多くの人も共感してくれるものなら、なにかの役に立つかもしれないし、

        売る事もできるかもしれません。でもね、私の嗜好はさにあらず、よく言えば

        個性的、悪く言えばだれも欲しいと思わないものばっかなんですもん。

         

         売れば売れるかもしれないけど二束三文だろな、だったら私が持っていた

        ほうがいいって結論だ。私の場合は、持てる範囲内でなんとかなってるけど、

        内澤さんは限界を突き抜けての膨大量だから、処分するっきゃなかったって

        ことだろ。

         

         んでもって、

         これが直近の一冊、多分だけど。東京に住んでいることに疑問わくわく、

        小豆島に転居と相成った。もし私が若ければ、もし母から譲り受けた家が

        なければ、もし結婚してなければ、私も同じような気持ちを抱いたかも

        しれないなぁ。と、心の中を覗き込んだりして。

         

         お腹もクチくなったし、帰るか、エスケープのテラスに出たら、下にある

        私のシトロエンAX-GTを見て、彼女がイイなぁと言うワケですよ。前から

        O合君は塗装のハゲ具合がいいと言ってたけど、類は友を呼ぶ、彼女も

        ご同輩なんだな。この車、なんの不満もないけれど、二台を持つことに

        なんだかな〜と思いつつの今日この頃、あげるよと。ホント!マジで!

        なんて大喜びの彼女、聞けばホンダを10年以上乗ってて変えようか思案

        してたとこ、父親もミニクーパーをいじって乗り回してるんだと。だったら

        相手にとって不足はまったくなしじゃん。でもなぁ、そんときは欲しくても

        後になって冷静になって考えたら、ゴメンね、やめとく、よくあることだ。

         

         本を二冊送る中に、ところでシトロエンまだ欲しいの? 手紙を忍び

        込ませて、返待つのココロなのだぁ〜。

         

        ってことで今日は髪を切る! なんだそれ?・・・・・な、店主でした。

         


        あなたなら、ど〜する?

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           そんな歌があったな、たしか石田あゆみだったな。ドイツはウルム市から

          やってきた友達の友達、帰国が迫ってきた一昨日、泊めてくれんかとメール。

          最後の夜は一緒に夕食をとりたいと、歓談のひととき。つたない英語ででも

          下手な鉄砲数打ちゃあたる、通じてるらしいな、相手の表情で察するしか

          ないときたもんだ。

           

           料理は食べ尽くし、ビールだけ追加しつつ、明日の出発までの予定を提案。

          目黒雅叙園で開催されている生け花展はどう? と。片方のBirgit嬢、生業は

          花屋、それならとね。OKってことになり、その後青山のイッセイ・ミヤケを

          再訪したいんだけど、とおずおずと切り出すBirgit嬢、遠慮なココロ丸出し、

          むろんこちとら毎日が日曜日だから、なんの問題もござんせんと相成る。

           来日した翌日、行ったんだイッセイ・ミヤケにね。何着か試着して、とても

          似合ってたし、でも買わなかったのよ。お金の使い方は質素だから、気に

          入ったものの二の足を踏んだってことだろ、とアタイは推察してたんだ。

          でも、も一回行きたいの言葉を聞いて、そうこなくっちゃいけませんぜ

          お嬢さん、内心大きく頷くアタイだったんだわさ。

           

           で、パンツをお買い上げ、他の店でシャツをと行ってはみたものの色が

          気に入らず即断念。パンツとシャツの色が合わないのが断念理由だけどさ、

          決断の早いこと、ものの数秒だもんね。己を知ってる人の決断は早いのよ、

          ヨウわかっていらっしゃるな〜と再確認した後、最後に珈琲でもとなり

          最寄りの喫茶店で一服。あれやこれやくだらないおしゃべり、さて帰るか、

          になってAndreas君がところで君の店にあったテントの骨組みどうするの?

          話を振ってきたの。ま、こういうことはよくあること、最後の最後に話が

          出ることよくあるもんね。氏はそのことについて話したかったんだけど、

          アタイの仕事だしってことで遠慮してたに違いない。

           これなんだけどね、テントっちゅうのは。前にも書いたけどさ、棒の製作

          に目処はついたものの上部赤紐でくくってるとこをどうしようって話なの。

          中段を紐で縛っておおよそのサイズは確定した。ちゃんと中心が真ん中に

          来てるかどうか、

           上からなんちゃって下げ振り、2〜3センチずれてるけど、これは想定内。

          棒すべてがゆるゆるだから、この程度の狂いは当たり前。

           棒が集まっている上部中央を見上げてパチリ

           上から見下げてパチリ

           唯一最大の問題はこの紐部。とりあえずの応急縛りだけど、紐は水平には

          ならないし、紐が落ちないようにのネジは単に紐が落ちないようにするだけ、

          紐は上にも下にもズルズルと動く、っていうか棒がスルリと下に抜けて、

          床に描かれるはずの正六角形が歪むのよ。はて、これをなんとかせねば。

          すべての棒は斜めってる。下にゆくほど広がってる円錐形、図面を描く事

          なんかできっこない。きっちり固定はムリ、ゆるく固定して上にも下にも

          ずれないで、しかも交差している中心が末端の脚のほぼ中心に来る、方法や

          如何に? あなたなら、ど〜する??

           Andreas君のアイデアはこうだ。リング状のなにかを上下の出っ張りで

          動かないようにするのはどうだろか? やっぱね、アタイも同意見。なにか

          突起をつけて、リング状のなにかを宙づりにするしかないかと思ってたのよ。

          問題はリング状のなにか、だ。彼は金属がどうだんべ? 竹は? と意見を

          出してくれるけど、アタイが加工出来ない材料はとてもむずかしい、意見を

          受け入れるココロはあるけど、試作を繰り返す予感満載のこの部分、誰か

          に作ってもらうことはきわめて困難極まりないんだわさ。

           

           あなたならど〜する? まずはAndreas君のアイデアは承った。上下に

          突起をつける案で意見の一致をみた。問題解決の際、異なる二人の意見が

          同じ場合、そのアイデアは悪くないと考えて差し支えない。でもね、

          ひょっとしてもっといいアイデアがあるかもしれないでしょ。とはいっても

          誰にでも相談できることじゃない。友人のT野井さんが真っ先に思い浮かぶ、

          ネジの永井さんも候補だけどネジにほとんど関係しないから営業中に聞くのは

          憚られる。ってことでT野井さん、もし読んでなにかひらめいたらおせ〜て

          欲しいんだ、お礼はなんにせよう、居酒屋で一杯でどうかしら?

           

          まるで知恵の輪だな、これは・・・・・・・・・・な、店主でした。

           


          遅々着々

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             アタイの人生どうなるのやろ? つれづれもなくそんなこと思う秋の日々。

            ドイツはウルムという町から友人の友人がやってくることになって、さぁ大変。

            ミニミニホテルの改装を急がねば、仕事に精出す町の鍛冶屋さん。部屋には鏡が

            ないのだ。結婚を機に買い求めた鏡台を転用と、長く眠れるミラー嬢、ゴメンね

            カンベンな。

             鏡台といえば布カバーだろ。鏡がむき出しはルール違反となれば

             ということで長い腹案が陽の目を見る。母の着物をひも解いて改造に着手。

            するもこれがなかなか・・・・・手強い。なんせまるっきりの素人だからな、

            ひきつれシワよりは当たり前。特に上の曲線部がね。ま、こんなもんだろ。

             鏡を支える金具はそのまま使える、で新たにチン恋部品を作って無事

            納まり之助。

             キッチン右脇。下にくず入れ、中段右に小棚とレンジ、左はドライヤー、

            上段には三点セット。

             右にポット、左にミニ鏡、で真ん中は

             これが鎮座。昔灰皿だ。マジな使い方は右に炭の火種、左の三角に灰を。

             して壁には、畏友T野井氏から拝領した大阪の名店・松葉の一枚。これ、

            よ〜く見て下さいね。地下街の階段脇にあった店、前を通るは通行人、のれんに

            首つっこんでる親子、子供の足元にはビールケース。いいなぁ、これ。一目で

            気に入って、飾るならココと即決だい。海外からやってくる方がさ、ところで

            あの写真はなに? と問われれば、エッヘン!教えて進ぜよう、あれはな、

            大阪にある、串焼きの店でな・・・・・・・・・・・・・・・・とかね。

             

             友人の友人が4泊、後、日本全国を巡り回りの3週間らしい。去ってホッと、

            残りの改装もあるけりニズム、でも一応カタチにはなってるから、一休み、

            してたらTVの取材申し込み、またかいと思ったけど店に来た若者の感じが

            スコブル良好で受けてしまい、やってきたのが高田純次のじゅん散歩。

            TV撮影と聞いて緊張するウブなアタイではない、来たら自然体で受け流して

            やろう、シャレの一つもかましてやろうと思ってはいたものの、疾風のように

            やってきて疾風のように去って行ったんだわ。なすすべもなくどうということ

            もない対応に終始してしまったやないか。

             

             はたして放映されるのかどうか? でもな、いい機会だ、番組を観て来店

            される方もいるかもしれない、格別大したもんはないけど、そいでも少しは

            それらしく整理しなくちゃ、殊勝にもそんなことを考え、店に居座るドデカイ

            スピーカーを地下に降ろしちゃお! 降ろしたら最後一人で持ち上げることは

            出来ないゾ、アタイが死んだら始末に困るだろうな、アタマをよぎった考え

            を振り切って、ようようの思いで、

             こうなった。で、脇にあった長らく使わせていただいた貰い物のソファが

            はみ出し、流浪する間もなく分解廃棄の憂き目。となると地下の試聴室に椅子

            がなくなり、そいじゃってことで目黒通りの家具屋さんで小振りなソファをと

            行ってみたけど、帯に短し襷に流し値段も高し、以前相談したことのある

            知人に改めて頼もうかと今日行く事に。

             

             発端はアタイだけど、以後に生まれるあれこれに振り回されているんじゃ。

            年を重ねると置いてきぼりになること多し、すでにIT関連は闇の中、日々の

            変化にもやっとこさついてゆく感じ、遅れたランナーみたいにそのうち誰の

            姿もみえなくなっちゃうんだろうなァ。

             

            同年代の方々、みんなどうしてるんだろうな・・・・・な、店主でした。

             


            ココロ乱れるドライバー

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               「運転手お願いできない?」と聞かれてから、半年は経っただろうか。いわゆる

              介護施設でお仕事に励んでるカミサン、朝夕の送り迎えのドライバーが急遽辞めて

              しまい、アタイにお鉢がまわってきたんだ。頼まれたのは夕方の二時間程度だから

              やってやれないことはないけど、工房での仕事を一旦休止して出掛けるのは

              いかにも気が重い。でもな、急ぎの仕事を抱えてるわけでもないし、これといって

              断る理由が見当たらないんだ。断る理由がない、にもかかわらず気が向かないと

              いった程度の理由で依頼を断る、それっていじめじゃない? そう思ったんだわさ。

               赤の他人ならまだしも、夫婦となれば今後そのことでいろいろあるだろうことは

              容易に想像はつくからね。

               

               ってことで、週4日ほど行ってるわけ。施設から利用者の自宅まで3往復、

              改めて気が付いたのはアタイの記憶力がまったくなくなってること。一回に数人

              乗せる、ぜんぶで10人程度の行く先がまったく覚えられない。数回を経ずして

              こりゃマズイぜ、エエ年こいていちいち教えてもらうなんざ、情けないことこの

              うえもない。ってことで、ノートに順路をメモ、これでようやく滞りなく運転手

              の仕事が果たせるようになったワケ。

               

               お運びする方々は皆様高齢、最高は96才だったかのY枝さん、女性。多くの

              方が足腰弱くなりにけり、の中矍鑠(かくしゃく)とされてて足運びも軽々。

              これまた多くの方がボケまじりの中、この方はそんな素振りは見えないから

              「しっかりしたもんだ!」と感心してたんだけどね、先日の運転中に車内での

              会話を小耳にはさんで見事ひっくり返されてもうた。

               

               ちょうど線路の脇を走っていたのよね。昔、地上だった線路、今は地下に

              埋められてるとこで「ここ、川だったのよね」とおっしゃる。なんたって96才、

              へぇ〜そうだったの! なんてね一瞬信じたアタイ。すぐさま反旗を翻して

              「そんなこたァあるわきゃない!」、昔目蒲線今目黒線が川を掘削して線路に

              するわきゃないし出来るはずもない、と思い直したのよ。とはいえ、会話の

              流れを遮らず自然に出て来た言葉だからさ、うっかり信じそうになってしまう。

              でね、ものの数分も経たずして車は環七に出て走り出したら、またも「ここ、

              川だったのよね」。

               

               運転しながら笑いをこらえるのに必死なアタイ、口元に笑みがこぼれる。

              ボケてるの? ボケてんだ! ふだんまったくそんな素振りがない人がさ、

              自然な口調でボケたこと言う、慣れてれば、アァまたかと軽くいなすことも

              出来るけど、たまにしか会わないこちとらウカウカと信じそうになっちっち。

               

               そのことを家に帰ってカミサンに話したら、Y枝さん相当ボケてるよと。

              この前なんか「大岡山って炭坑だったのよ」なんてこと言ったらしい。

              大岡山は昔目蒲線今目黒線(面倒だな)にある駅で、炭坑なんかあるわきゃ

              ない。しかしなんだな、しれっとこんなボケかますのって刺激があっていい

              んじゃない。しかもですよ東京の日常じゃ近頃めったにお目にかかれない

              炭坑という単語が突然会話に登場する面白さはなかなかのもんだ。これが

              異化効果ってヤツか。いつかオレ様もこんなふうになるのかね?

               

              オモロくてコワい、近時特筆すべき出来事・・・・・・・な、店主でした。

               


              照明の作り方なのダ 改訂版

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                 NHK-BSでインド・コルカタ(旧名カルカッタ)を観てひっくり返ってもうた。

                世界一人口密度が高いとのこと、いやもうその凄いこと、この上もなし。街中の

                雑踏もさることながら、訪れた家々は4帖半に4〜5人暮らすのはザラ、座る場所

                もないから立ちっぱなしでお話。中でも、ワラをヒモでくくった上に泥を手で塗り

                たくった人形が素晴らしくって、唖然呆然。行ってみたい筆頭に急上昇なコルカタ。

                でもやっぱ下痢は必須らしい、を聞いて惑いのアタイ。インドに行った知人二人

                とも下痢の凄さは並じゃない、一人は便器から離れられなかったとか。悩むな〜。

                 

                 さてと、照明の改訂版がようやく今日出来上がったんだわさ。まずは、

                 電球を取付ける板だ。小穴は電球用、大穴は換気用。手前が旧板で、全然

                明るくならないんで、2.5倍増。250Wなら文句あるまい。

                 畏友T野井様ご指摘の結線部はこの通り。これならいいでっしゃろ。

                 点灯OK。それにしてもけっこうな発熱です。そこそこ暖房機になるだろ。

                 まず、天井面に電球板を取付けて、横からスゥ〜っと照明木枠をスライド、

                L型金具で引っ掛けて固定させようって魂胆なんだけど・・・・・・・。

                 こういう感じにね。

                 さいごに蓋?を固定すればじぇったいに落ちません!

                 ミス・ブランチ塊はご覧の通りの宙吊り状態になる。キレイでしょうが。

                 支える部品。棒同士をT字形に取付けるには片っぽ穴と片っぽ丸棒にして

                ボンドたっぷり之助and上から極細ビスの緊迫SM仕様?

                 仮付けしてみたら、あいや〜隙き間から光りが漏れて、壁と天井の境い目に

                光りの筋が丸見えじゃんか

                 さらに配線や取付け用のアンカーボルトも丸見え! まいったな。見えない

                と思ってたんだけど・・・・・・・・・。

                 あわてず騒がず地下の工房で目隠し板を作ったもんだ

                 急ごしらえにしちゃ上出来だときたもんだ

                 ま、こういうことになったワケだ。ちょぴっとデカイ気もしなくもないけど、

                いいだろ、これで。

                 暗くてわかんない? アタイのカメラじゃせいぜいこの程度

                 最初の照明よりよほどイイ、と自画自賛。

                 

                 久しぶりに気合いの入った木工仕事、わかったのはアタイの技量のなさ具合。

                手も震えてきてるし、なんて言い訳したところで所詮は腕の問題、どうにも

                こうにも未熟丸見え、己の限界が露呈されることたっぷり味わって、完成

                した喜びに踊るわけにはゆきませんのさ。

                 

                 とはいえミス・ブランチ塊の美しさは抜群で、それに目を奪われて頂いている

                間は木工の不出来も減じることだろうて、を願うばかり。9月18日にベルリン

                から友人の友人が泊まりに来るんで、彼の感想が楽しみだ。

                 

                てなこと言いつつその気になって・・・・・・・・・な、店主でした。

                 


                サスペンスの崩壊?

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                   このまま秋になっちゃうんじゃないか? そんな心配どこ吹く風、蒸し暑い

                  日が続いている東京でござんす。ふとしたキッカケでヒッチコックを観始めた

                  今日この頃、その素晴らしさに改めて心酔&堪能&溜飲は下がりっぱなし。

                   

                   イギリス時代とアメリカ時代のほぼすべてをAmazonで入手、といっても

                  古いもんだし大量に出回っているからいずれも安価だ。古い作品は後回し、

                  とりあえずアメリカ時代の新しいのから「サイコ」。映画評論の巨星・双葉

                  十三郎さんが本編よりも高得点を付けた予告編もついてるし、メイキングも

                  ある。脚本家の解説が罠の話になり、主演のアンソニー・パーキンスもこの

                  映画で罠にはまってしまったことを理解していたと。一瞬なんのことやら

                  わからなかったけど、あまりの適役に役と本人同一視されてしまい、べったり

                  とレッテル貼られてしまって、抜け出すのに時間がかかった、ことだと

                  ちょっと経ってから気が付いた。それって「ざんげの値打ちもない」で

                  デビューした北原ミレイや「新宿の女」の藤圭子と同じじゃん、なにごとも

                  ほどほどがよろしいのでありましょうか?

                   

                   「鳥」、最後に家を出る時、手すりにとまってるカラスがロッド・テーラー

                  の手をつっつくシーン。多くのカラスが出演するけど、なぜか彼だけを

                  執拗に攻撃する一匹がいて、だったらあそこでつっついたのは、例のカラス

                  に違いないと思うアタイ。このシーンを撮影するにあたって「あのカラスは

                  いないよ」とスタッフに言われて安心してたロッド君、あにはからんやいたん

                  だなこれが。つっつかれた瞬間に謀られたことを知ったにちがいない。

                   

                   たんまりなヒッチコックの映画を毎日観たいと思ってはいるけれど、観た

                  夜に奇妙な夢を観るんでそういうわけにはゆかないんダス。時には夢で起きて

                  しまったりして、寄る年波そのまま眠りに落ちることもできずに、夜中に

                  ぼんやりヒマをもて余すのも困りもんでっせ。

                   

                   そうこうしつつ、集大成の呼び声も高き「北北西に進路をとれ」を観たの。

                  ほとんどのヒッチコック映画は観た事あるから筋は知ってる。トリフォー

                  との対談本でラストのエロチックなシーンもわかってたんだけど、付録の

                  解説を観てたら、なんとケーリー・グラントがエバにレストランで撃たれる

                  シーンで後ろに座っている子供がいよいよって時に耳をふさいでることを

                  知ってもうた。ありゃ〜、どうしたことだ! 何回も撮るうちに音の大きさ

                  を知り、両手で耳をふさいでしまったエキストラ子。ケーリーとエバの

                  ほぼ真ん中のうしろで耳ふさいでる子供がいる、丸見えだ。どうして今まで

                  気が付かなかったのか。

                   

                   それを知って再度観たわけ。マジで?って思って、そりゃ再観しなきゃ

                  ならんでしょ。あぁ、塞いでる、耳を。それを確認したとたん、映ってる

                  すべてのことが虚構であることがわかっちまって、可笑しいのなんのって、

                  笑いをこらえるのに困るのことよ。脚本家もなんでこのテイクを採用した

                  のかわからないって言ってるけど、まさにサスペンスの頂点の緊張感が

                  蟻の一穴で崩れさるみたいで、可笑しいけど笑うわけにはゆかない、でも

                  充分可笑しいし、どうしていいのかわからにゃいアタイ。

                   

                   ジム・キャリーが、真剣に演技してる人に脇からボール投げてみなさい、

                  それにどう対処するか、架空で虚構な演技に没入してる人にいきなり現実が

                  飛び込んでくる、それが練習だ、みたいなこと言ってたけど、まさにそれと

                  おんなじなことかな。違うか?。違う気がするけど。ま、それを知った上で

                  「北北西に進路をとれ」を観る、丸ごと映画を楽しむってこと、理解するって

                  いうことはそういうことと違いまっか。

                   

                  面白さてんこ盛りヒッチコック、飽きさせません・・・・な、店主でした。

                   


                  縦穴式顛末記

                  0

                     夏なのに雨ばっかり、このまま秋になっちまうんだろうか。さぞや農家は

                    思案投げ首で、心配なことなんじゃないかしら。なんてこととはカンケーなく

                    アンプを入れ替え、レコードが期待通りに聴けるようになり、頷くアタイ、

                    またもやオーディオ棚の整理、のついでにホコリよけのカーテンまで作って

                    しまった。記事にしようかとチラリをアタマをかすめたけど、毎度毎度同じ

                    ような記事じゃバカだと思われちゃう、ということで・・・・・・・。

                     

                     かねてより懸案事項にいよいよ着手して、きのうほぼメドがついて一安心な

                    アタイ。なんとかうまく行きそうだからちょっぴりウレシイのココロなのだ。

                     頼まれたわけじゃないけど、長い棒を作ってやろうかと思ってからけっこう

                    時間が経ってしまった。コレの長さはおよそ1.8m。で、こんな棒をそのまま

                    持ち歩くわけにはゆかん、真ん中で継がねばならぬ

                     ってことで、継ぐとこはこんなふうになるだろ。

                     それぞれ2つの部品をつかうんだわさ。ま、ここまでは誰が考えたって

                    同じコトになるに決まってる

                     

                     問題は、棒の切り口に穴を開けることでね。普通のボール盤じゃ

                     こういうふうになるからさ、横に穴は開けられるけど縦にとなるとほとんど

                    ムリざんす。はて、どうしよう? アイデアがないこともないけど面倒くさい

                    とほっぽらかし、放置プレイの日々が続いたんだ。でもさ、そいじゃ相手にも

                    失礼じゃないか! いささか反省、取り掛かったら案に相違してすぐ出来て

                    もうた

                     長い棒の切り口に穴を開けるには、垂直方向では叶わない。寝かせるに如かず

                    と、このようなものを・・・・・・・

                     使用する電ドリはコレ。世界最古の電気ドリルメーカーですぜ、の口上に

                    フラフラと買って幾星霜、ようやく最高の出番が巡ってきた。ドリルの上部が

                    真っ平ら、これが素晴らしい!

                     このドリルにピタリ合うように左のジグ(っていえるのかどうか?)を作り、

                    それに合わせて右の台を作ったんですわ

                     こうして隙き間をすべらせば、あ〜ら不思議、まっつぐ水平にドリルが

                    動くじゃあ〜りませんか

                     でもね、いくら正確にドリルを固定しようと努めても、いい加減なアタイ、

                    多少の隙き間でグラグラ、ってことでウェスを挟めば、ナイスな締まり具合

                     さて、棒を固定する台に取りかかろう。開けたい穴の位置はドンピシャで

                    決めたいのが人情。ってことはですよ垂直水平どちらも微調整できなくちゃ

                    いけません

                     水平方向の微調整は二枚の台板を作り、合わせ面に棒をくっつけて、正しい

                    位置が決まったところでクランプでお仕置き固定。ま、これもどうってアイデア

                    じゃないけど、一応ってことで

                     問題は垂直方向。垂直に上昇下降できる装置をベニヤで作ることなんか

                    できっこない! でも出来るかも? 一応考えたんですよ、これでも。でも

                    やっぱりというか、出来ないと思い込んでるせいか、どうにもさっぱり

                    アイデア皆無。ま、こんな穴開けめったにないし、ってことで適当な薄板を

                    敷いて高さを変えることに。

                     

                     ってことで、まずは試作してみたワケだ。なにごともやってみなくちゃ

                    ワカラニャイ。試してみて不具合めっけ、正確な位置にドリル刃が的中するか、

                    うまく穴開けられるか、グラグラ不安定なとこはないか、そんなアレコレたち

                    をほぼイメージ通りにくぐり抜けて、今に至る、みたいな。いや〜久しぶりに

                    マジメに木工してしまいましたわ。

                     

                    手プルプル震えてもまだまだ使えるもんだ・・・・・な、店主でした。

                     


                    照明の作り方なのダ

                    0

                       暑くなくちゃ夏じゃない! 一昨日の日曜日、仕事に飽いて横須賀へ。アンプ

                      の師匠mazdaluce3000氏の工房にセレクター(数台のアンプやスピーカーを

                      瞬時に切り替えて聴く事ができる)をお返しに。さらに、最近譲ってもらった

                      DENON PRA-2000Zの使い方2〜3を教えていただこうと。彼の工房はかなり

                      デカくてさ、冷房がほとんど効かずに、窓からの冷風が頼みの綱。あいにくの

                      微風、暑さにめげて早々に退散。次の訪問地へ・・・・・。

                       車で数十分、葉山にあるエスケープなるレストランへ。海沿い道路に面して

                      心地よい雰囲気、でも冷房が微弱、テラス席を改装した2卓の席は温室のようで

                      汗が吹き出て来る。冷製パスタを食し、アイスコーヒーを飲み、更におつまみ

                      牛肉を食べてるそばから、汗なんだ。「暑くなくちゃ夏じゃない!」とは言った

                      けど、這々の態で帰途に付く。なんて脆弱なんだ。

                       

                       そして昨日、以前記事にしたミスブランチ取付けねばと、ほんの少しだけ精を

                      出したんだ。ずいぶん前から部品は出来上がっていて、残るは最後の仕上げ加工

                      のみ。

                       これが天井から吊るすための土台で、

                       これが照明部分。100V5Wの豆電球が20個、総勢100W。一見なんでも

                      ないように見えるけど、5Wの豆電球がなかなかのもんで、売ってるとこが

                      ないのよね。アタイは昔おせ〜てもらった秋葉原の光東電気で買うけどね。

                      可笑しいのは、買う時。妙齢なるオカミさんが「お薦めできないんだけどね、

                      これは」を常に言うことでさ、要は在庫はあるけど売りたくはないみたいな。

                      きっと耐久性に問題があり、万一出火したりしても責任は負えませんよという

                      ことなんだろ。

                       ソケット裏側。電球もなかなかのもんだけど、このチン恋ソケットの入手は

                      さらにムズカシイ。件の光東電気にはもちろんない。泡を食ったアタイ、確か

                      ここらへんで買ったことあったと見当をつけて聞き込み数軒、ようやくめっけ

                      たのがサンライズ。「掃き溜めに鶴」な美嬢はなんなく用意してくれた顛末も

                      記事にした。さて、これを結線しなくてはならない。

                       こうなった。並列配線だと光量は変わっちゃうんで直列配線。狭いとこで

                      ハンダこてを使う、ヤケドしなかったのが不思議、なんせ手プルプルだから。

                       あ〜してこ〜して、カタチになった。う〜む、果たしてこれでうまくゆく

                      のだろうか?

                       薔薇封入のアクリル塊をおそるおそる仕込んでみる。ありゃりゃ!

                      豆球とはいえ直接光りが目に飛び込んできて、イカンのことよ。そんなこと

                      当たり前じゃん! でもさ、アホだからさ、事前に気が回らなかったんだ。

                       しばし点灯して発熱を確認する。豆球とはいえ100Wは100W、熱で

                      ミスブランチが溶けて変形するなんてことは恐ろしくて考えだに出来ません。

                      数分後、こりゃとてもじゃないけどムリでやんす、結局8個減量して60Wに。

                       ホームセンターで乳白色アクリルを買ってきて、当ててみる。やっぱね、

                      スマートなアタマなら最初っからこうするんだろうけど、アタイはそうは

                      ゆかないんだわさ。後から後から続々と問題が噴出し、場当たり対策に

                      汲々とするのは毎度のこと。あ〜ぁ、この歳になってもそうなのかいと

                      めげるな。

                       ミスブランチ塊の上にも乳白色アクリル、キラリと光ることはないけど

                      落ち着いて品があるこれもなかなかいいか・・・・と。

                       で、いよいよ天井面取り付けの儀。さほど時間はかかるまい、の予想通り

                      スムーズにコトは運ぶ。まぁまぁいいんじゃないっすか。汗かきかき一服。

                       ちょっと小さいか? 小さいな! そうでもないか? すでに着手してから

                      けっこうな時間は経ったし、思い入れ思い込みたっぷりだから冷静に客観的に

                      観ることなんかできやしない。ま、これでしばらくは様子見、時間が経てば

                      アラも出て来るだろうし、そうなったら作り直していいか・・・・・・。

                       

                      さてと一段落して、次はなにを作るべえか・・・・・・な、店主でした。

                       



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