暖房を考える

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     相変わらず随分と大袈裟なタイトルだ。ふと思っただけなのにさ。

     

     当地ファクティオには2つの火鉢がある。一階の店には

     ちょっと大きめ丸火鉢。ちなみに後ろに控えしは開店時にネットで入手

    したオイルストーブ。スウェーデン製でVIKING。2筒式で触っても

    ぜんぜん熱くならず壁際ピッタシでも問題はない。

     丸火鉢だけじゃどうしようもない、ちょっとお茶でもが出来ませぬ。茶碗

    置くとこないもんね。ってことで、台を作り、ちゃぶ台を真ん中くり抜いて

    のやっつけ仕事で

     こうなった。んでもって地下には、

     小さな手炙り、角火鉢に脚を付けたコレがある。

     

     以前から2つの火鉢はさほど生かされることもなく存在していた。

    それをね、ここらでイッパツ活かしてやろうやないかと思ったんだ。

    あ、あっ、だからなんなんだ! なんて言わないでくんろ。

     

     火鉢の暖房力なんか秋に飛ぶ蚊みたいなもんでさ、ぐんぐん血を吸う力

    なんかほとんど残っていない弱々しさ。よく言えばほのかに感じる暖かさ、

    悪く言えば手間ばかりかかる厄介者、だ。小さな暖房力は、補う衣服を

    要求する、なんてね。薄着厳禁、要ちゃんちゃんこ。ここ数年来、そんな

    火鉢を時たま使用してたんだけど、それじゃイカン、旧きを訪れてみよう

    じゃないか、せっかくこちらへござれと誘われたにもかかわらず、なんの

    話も交わされずほっぽかれたんじゃかなわないもんな。と、火鉢の気持ち

    に心寄せてみたワケ。

     

     さてその火鉢だ。佇む風情はよろしい、炭火が爆ぜる音もけっこう、

    鉄瓶の湯が滾(たぎ)る音さらにいとをかし。しかしなんといっても

    手間がかかるんだ。真っ赤に熾(お)きた炭火でも、時が経てば灰に

    なる。気が付けばほとんど灰、炭火はきわめて微弱に成り果て、炭を

    足しても復活ならず、その繰り返しだ。一度消えてしまえば、再度着火

    せねばならない。今じゃガスがあるけど、昔にゃ紙を丸めてその上に

    付け木?を乗せて、火打石か? 今ならガスだ。だからさ、冬の暖房に

    君臨した炭火を、消してしまうことは大叱責だったんだろうな。

     

     でもさ仕事はしなくちゃならん、炭火を消す事なく仕事にも精を出す

    となると、これけっこう面倒なことでね。現にアタイだって隣りの工房で

    仕事して、気が付けば火が消えちょる! なんてこったいなコトが続き、

    ついついオイルヒーターのスイッチONとなって幾星霜。電気代だって

    かかるし、第一原発反対派のワシが電気に頼るのは矛盾してるだろ。

     

     炭火転向の理由はも一つ。家の近くに灯油と炭を売ってる店がある

    んだ。もちろん炭はそこで買う。ココ、ちょっと不思議な店でね。広い

    敷地に店も兼ねてる家があり、その前にはお地蔵さんらしき建物、奥に

    倉庫があって炭はそこから持ち出される。以前、聞いたら炭は岩手から

    取り寄せていて、友人仲間から「もうヤメれば、いまどき炭で商売には

    ならないでしょ」とか言われ続けてるんだ、とか。確かになぁ。でも

    店主さん、ヤメる気さらさらない様子充分で、だったら微力ながらワシ

    が売り上げ向上の一助になったろやないか、と思っての転向。

      岩手切炭6kgで1800円。炭は楢(なら)材。この金額が安いのか

    高いのか皆目見当がつかない。二袋買ってどれくらい持つのかこれから

    試してみてのことだ。

     

     考えてみれば、昔は大家族で子供から老人まで同じ屋根の下で暮らし

    てたな。畑を持ってる家なら子供から老人までまんべんなく仕事は

    ありましたよ。現にワシだって子供の時にゃ風呂焚きが仕事だったもん。

    老人の仕事の一つとして炭火の管理があったにちがいない。子供は学校

    親は仕事、日中ヒマなのは老人しかいないってことになれば、当然の

    ことなんじゃないか。

     

     炭火はチョコチョコいじってあげないとすぐ消えるやっかいな代物だ。

    初心者のワシは、どこをどういじれば消えないですむのかいまだに手探り

    状態。下から空気が抜けるように下にトンネルを作ったり、新しい炭を

    添えるタイミングや置き場所をそれなりに考えてやってみても消える時は

    あっけなく消えてしまう。ベテランから見れば「そうじゃない!」と

    叱られちゃうんだろうなと思いつつもコツがわからないんだもんな。

    唯一わかってきたことは、炭火が盛んに熾きてるときに新しい炭を追加

    してあげるとよさそう、ってことぐらいだ。ケチって火が弱まってきた

    ときに足しても時すでに遅し・・・・・・らしい。

     

    なんともちんまいコトでなんだかな〜・・・・・・な、店主でした。

     


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