名盤に反響あり

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     ロックの世界でアル中から奇跡の生還を果たしたのは3人しかいないと

    囁かれていてニルソンはその一人。ウィズアウトユーの絶唱も見事ですよ。

     

     このようなコメントをいただいた。ドラッグ、飲酒はつきもののJazzやロック

    世界、たばこもやらず酒も飲まずクスリや女に手も出さず長寿を言祝ぎ健康志向

    に精を出すなんて輩はどうにも不純でイカン。異なる業界、愛読してる筒井康隆

    様だって偽文士日碌という冠でブログ書いてるもんなぁ。文士たるもの酒女犯

    腕に注射針という文士の王道から逸れていることのナンチャッテ感はあるんだろ。

     

     とはいえ、こんな名盤を易々と作っちゃえるニルソンがなぜにアル中になるの

    か、イマイチ腑に落ちないのよ。アタイだって酒は飲む、女性だって犯すことは

    ないけど、そこそこ妄想はある、でもトコトンまでは行けず、そんなことしたら

    生活がメチャクチャになっちゃう、そう思ってサイドブレーキ引いてしまうのは

    それが私の限界だということなんだろ。突出した才能の持ち主は、なにごとにも

    突出できるというかしてしまうというか、限界は全方位に展開され無限に広がり

    酒でもということなのかしら。

     

     「ウィズアウトユー」とってもいいことはアタイも同感だ。そのことを決して

    否定するわけじゃないけど、万能なスピーカーはない、合う音楽がある、と同じ

    ように、歌手にも合う曲や音域声量があるだろうとアタイ思っちゃう。例えば、

     

     NYのビルに飛行機が突入した前年にディーバズライブというコンサートが

    あってね、そこで登場したキャロル・キングがセリーヌ・ディオンと共演したの。

    歌ったのはTHE REASON。キャロルを尊敬しアイドルと思ってるセリーヌ、

    キャロルが作曲したこの曲を一緒に歌えることに大きな歓びであることが伺える

    名演であることはアタイ太鼓判だけど、なんたって二人の馬力が違う。セリーヌ

    余裕しゃくしゃく、対するキャロルは目一杯、キャロルがんばってるなァと、

    コレ観るといつも口元が微笑んじゃうんだ。やっぱキャロルの真骨頂は、耳元で

    囁くようにってことだろう、とね。

     

     さらにその前年、一回目の同名ライブに登場したのが、ティナ・ターナーと

    エルトン・ジョン。THE BITCH IS BACK。エルトンが作った曲らしいけど、

    相手が悪い。「あばずれさんのお帰り」誰かが訳してたのをネットで知ったけど

    あばずれさんであれば、ティナにはかなわない。声量音域は充分だけどなんと

    いってもキャラクターの差はデカイ。スマートすぎるんだエルトンは。それは

    クラプトンでも感じることだけどさ。土臭さみたいのがなくて、都会的、そこ

    が魅力でもあるけど、本人の憧れは別のとこにあるような気がしてならない。

     

     これらと同じように、ニルソンの魅力真骨頂と彼の憧れや志向性が一致して

    ない感じを受ける。でも、そこに親しみを感じるし共感も大きいってことが

    あるしな。つまりは表ばかりで裏もない、ツルリとしたことじゃ満足出来ない

    カラダになってもうたってことなんだけどさ。浮気をしそうな感じがしない、

    いたずらもしないし、毒舌皆無、みたいな人はそれはそれで仰ぎ見る存在では

    あるけど、結局は親しい存在には成り得ないなんだろうなぁ。

     

     ついでにPUSSY CATSも聴いた。当時きわめて親しかったジョン・レノンが

    プロデュースしたとある。リンゴもドラム叩いてるみたいだ。夜のシュミルソン

    とは打って変わってごちゃ混ぜ感満載で、まぁタイトルがタイトルだけに中味は

    想像出来るけど。ビートルズのホワイト・アルバムを思わず思い出してしまった。

    多くのファンが嘆いたみたいだけど、アタイはイイじゃんと思った。ジョン・

    レノンだってイマジン以後は、なにかって〜と平和の使者みたいな取扱いされて

    る感じするけど、そういう一面もあるってことなんじゃないの。ニルソンにして

    もしかり、クルーナー美声の一面を持っているけど、酒に溺れて、悪態たれて、

    声も潰れて、という面だってニルソンには違いない。こんな無能なアタイだって

    いろんな面を持ってるんだからさ。ましてや有能多才な方々であれば尚更のこと。

     

     自分の能力の最良なところ、それと自分の志しとが一致してれば、それは

    それで「幸いなるかなサモン」(古いなぁ、ワッカルかなぁ)だけど、一致して

    いない場合のほうが多いんとちゃいますかね。なにがどこが自分に向いてるのか

    わからない、あれこれ行きずりのままに彼方此方手を出して、たまたま評判が

    高い仕事になっちゃって、それが代表作みたいなことになり、それでレッテル

    貼られたんじゃ、やりにくくてしょうがないってことなんじゃないだろか。オレ

    の人生オレの好きなように生きてなにが悪い、世間を気にする人多いけど、

    「そんじゃ世間はなにしてくれるの? なんにもしてくれませんよ!」と美輪

    明宏の名言もあったもんな。

     

    奇跡の生還他の二名は誰なんだろうネ?・・・・・・・・な、店主でした。

     


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    コメント
    あとの二人は、エリック・クラプトンとジョン・レノンです。ジョンとは(ヨーコに干されていた頃)毎夜一緒に飲んでいたそうです。ところでニルソンは元、銀行員という変わり種です。
    • TollG
    • 2017/03/21 7:13 PM
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