画竜点睛

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     画竜点睛:(梁の画家”張僧よう”が金陵安楽寺の壁画に白竜を描いて、その晴
    (ひとみ)を書き込んだところ、たちまち風雲を生じて白竜は天に昇ったという
    故事から)事物の眼目になるところ。物事を立派に完成させるための最後の仕上げ。
    また、わずかなことで全体が引き立つたとえ。


     すでにシリーズ化となった感のあるバランチェッタ。外壁工事もいよいよ終盤を
    迎え、画家のご登場を乞う。壁面の一部に壁画を描こうという趣向だ。画家? 
    壁画??そはいったい何者でごわす? いわずと知れた似顔絵画伯・M田嬢その人を
    おいていないだろう。言い過ぎか? 言い過ぎだな。外壁工事そのものは、およそ
    半日で終わった。4人掛かりだ。しかし、ぽっかりと空白部分が出来てしまい、
    塞がにゃイカンってことになり、急遽残りの板を切って。
     翌日、ここでバイト予定なのでついでだからとM田嬢が手伝ってくれることに
    なり。どうやらこのお嬢様は唯一の赤塗り板に似顔絵を描くつもりだったらしく、
    描いてもよい? と小首傾げてチャンちきおけさ。う〜む、当方に異存はない、
    存分に描いてみいや。

     サラサラと下書き、慣れたもんだ


     傍で見ているアタイ、顔小さすぎないかい? と思うものの

     パレットはゴミ捨て場にあった木っ端

     実に真剣、マジなんであります

     げげっ、書き込むわ書き込むわ。そうなるんか、どーりで顔小さかったわけだ

     これが完成形。

     通りから見るとこうなる。


     バランチェッタO崎さんは、

     こうなって、

     アタイは、

     こうなった

     そして自画像

     最後に、竣工日を記入してオワリ

     こんなに間近で似顔絵壁画を観たことない。それにしても一気呵成な筆さばき、
    に見とれてしまった。こと似顔絵になれば早いはやい、ふだんの仕事とは大違い、
    に感心しきり。誰でも取り柄はあるもんだ。それにしても、この似顔絵、私は
    大好きなんだ。悪意のある似顔絵と命名してもうたけど、悪意とユーモアの
    境界線がギリギリで一歩間違えば・・・・・あぶないアブナイ。


     カンバンも無事終了

     これが全景だ。と、ここで古材が少なくペンキぽたぽたが多い?とのご指摘有り。
    やっぱなぁ、そうだろなぁ、アタイも薄々感じてはいたんだけど、なんたって肝心な
    古材が足んないのよ。ほいでもって穴埋めのポタポタだったんだけど、やっぱ、
    そう来ますか。全部とはいわないけど、少し塞げないもんかいの〜、ときたもんだ。
    M越さんの都合でいいからさ、なんて言われちゃ後へは引けないおぼこいアタイ。

    やってやろうじゃんか、どこまでも・・・・・・・・・・な、店主でした。

     

    そして看板だ

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       ここんとこバランチェッタのことばかり。でも、それにかかりっきりだから仕方
      ない。外壁は終わった、同時進行していた看板をシコシコ。店主・O崎さんは店名
      看板なんていらない、と過激なことを言ってるけど、そういうわけにはゆかん。
      なんの店かわからない? ようにしたいココロはわかるけど、それを面白がって
      入る客なんてものは少ないに決まってる。オモロいよりもコワいと二の足を踏むに
      違いないだろうからさ。前回書いた木皿は店の第一印象としてきわめて重要なモノ
      ではあるけど、それも店に入ってからのことで、入店してもらえなければ
      どうしようもない。

       下地の壁面工事が始まって、しばらくの間ボロボロの看板が付いていた。あれ?
      ひょっとしてアタイが取り外すのかな? って思って現地へ行ったら、取り外されて
      ゴミ袋に投げ入れられていた。ありゃりゃ、おいたわしや、こんなお姿になって
      もうて。優しく拾い上げて工房に持ち帰る。新しく作るより修繕したほうが
      よかんべえ。たかだか10年とはいえ歴史がこもってるし、それなりの思い入れが
      あるからね。

       これだ。これを作って10年になるんか。と、感慨にふける。

       むりやりの取り外しだから角なんかゾンブンに欠けとる。

       台の板から無理矢理ひっぺがす

       文字の崩壊はさらに進み・・・・・大丈夫なんだろか?

       ちぎれた部分にボンドをたっぷり

       そしてクランプ攻撃。締め上げられた文字は青息吐息か、はたまた愉悦の喜びか

       前回、文字は黒色だったけど今回は赤に。店主・O崎さんにはなんの相談もせず、
      勝手に決めてしまいます。なんたって、店名看板不要という考えの持ち主だからさ。
      勝手に作ってダメってことになれば使わなければいいんだ。それを覚悟している
      から気は楽。

       どうです。補修も終わり赤く塗り、燦然と輝くBarancetta。材料はベニヤだから
      雨風には弱い、ベニヤは薄い板を積層したもんだから、接着面から割れてくる。
      今後10年はもたなくてはならない、ってことで油性塗料でコーティング。五回も
      塗った。この赤文字を土台の横棒に取り付ける。

       位置決めのための両面テープを張り

       所定の位置に文字を配置して、仮止め

       仮止めしてある文字に、穴を開けて、ボンドを塗って丸棒を差し込む。
      こうすればベニヤ文字と土台の板が丸棒+ボンドで一体化されるだろう。

       そしてまたまたクランプ攻撃だい

       ボンドが乾く間にCUCINAを作る。材料は、昔むかしアタイの家で使っていた座卓の
      甲板だ。茶色に見えるのは漆ですぞ。

       こんな文字抜きはあっという間だ

       裏面に両面テープを貼り、これで文字を仮止めする。

       出来上がりはこんな感じ。テロテロでしょ、油性塗料でコーティングしてるからね。
      この小さな文字看板は、台の板の表面が漆だからボンドは効かない。だからさ、
      真ちゅう釘で固定することしか出来ないの。もう目一杯飾っちまおうと、金色の釘を
      打ちまくる。気持ちがいい。


       全容がこれ。ふたつの文字看板はちょいと斜めって取り付ける。水平じゃつまんない、
      お店の雰囲気からして、斜めのほうがイイだろうってことで。

       裏はこんなふう。ところで、この台の板、これはなんだ? 溝と穴が林立している。
      ちっちゃな出っ張り棒もついてる。グレーに塗ってあるけど、これは今回のためにでは
      なく、以前別の用途で塗ったもんだ。実はこれ、ゴザかなんかを編むための道具。
      こういう民具を収集したいって時期があってね、そんときに古道具屋で買ったもの。
      以来、何度かなにかに使えないとあれこれやってみたものの、結局は工房の片隅に
      眠っていたんだ。眠れる工房の棒・・・・・なんちゃって。
       しかもですよ、今回はこのちっちゃな出っ張り棒が小さな文字看板を支えるに
      ピッタリ! こんな見事な適材適所はめったにあるもんじゃない。そんなこんなが、
      ようやっと陽の目を見る。ウレシイなぁ〜〜。人に歴史あり、棒にも歴史あり、
      ってなもんだ。さあてと、これを見せにバランチェッタに行こうか

      果たしてO崎さんはなんて言うんだろうか・・・・・・・・な、店主でした。

       

      最良の仕事か?

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         昨日のブログで「最良の仕事」と謳っておきながら、どこにもないではないか?
        と、書き終わった後に気が付いた。誰かと話している最中、何を話そうとしてたか
        忘れ「あれ?」ってことがよくあるのとおんなじ。あらかじめ書くことを考えては
        いるんだけど、書いてる途中で手が止まらなくなり暴走。どうも頭と手足の連携が
        うまく行かないのだろう。これも寄る年波のせい、と言ったら「寄る年波」が怒り
        だす。バカにすんな、そりゃアンタの元々の部品欠陥なせいだわい。

         さてと、最良の仕事だ。お仕事は?と問われるコトがはなはだ苦手なアタイ、昨日も
        八百屋さんで女将さんから「この方はね」などと居合わせたお客さんに紹介されそうに
        なって目が上げられなかった。どうもアタイのことをアーチストのようなもんと
        勘違いされてるようなのだ。たまに出掛ける時に妙な服装で八百屋の前を通りかかる
        からさ、その印象が強いんだろう。まさかアーチストってことはない、デザイナーって
        称するのもこちょばゆい。それらしいことをやってる実感がないからね。でも、この
        外壁はなんと言えばいいのだろうか? 単なる工事業者ではない。レストラン店主・
        O崎さんの意向を聞き、あれこれ材料を探し、白板にペンキを振り掛けたりして、
        それをなんとかうまく並べるなんてこと、業種で言えばなんなんだろうか?

         そんな仕事をひとくくりにしてデザイナーと言えば聞いた相手は理解するだろうから、
        問題はないんだけど。ま、なんと呼ばれようとアタイはアタイだからいいんだけどね。

         今回の外壁工事のスコブル以前、この店用に木皿を作ったんだ。

         料理に隠れてよく見えない。けど、それでいい。隠れた存在が好きなの。この木皿
        O崎さんの要請でサンプルを作り、どれもダメで再度作り、の結果出来上がったのよ。
        「前菜盛り合わせ」というメニューなんだけど、これがまったくもって大好評でさ。
        来る人来る人ほとんどコレをリクエストする。けっこうなボリュームもあるから、
        これだけでお酒のつまみには充分、ヘタすると女性なんかはこれだけでお腹いっぱい
        になる、ときもある。陶器の白い皿でもいいんだけど、こっちのほうが断然イイ。

         レストランだから他店にない個性的なメニューがあるほうがいいに決まってる。
        そこでしか食べられないんなら行くしかないからさ。前菜盛り合わせを見て食べて
        ◎であれば、飲み物だって食べ物だってどんどん注文するだろう。まさに、この店の
        第一印象を決定するに充分の器なの。デザイナー(一応ですけど)としてこれほど
        ウレシイことはない。作った本人(アタイだ)も満足、頼んだO崎さんも満足、
        でもってお客さんも満足し、売り上げにも貢献する、これが最良の仕事と言わずして
        なにが最良なんだろう。そして、それは金銭の多寡や有名無名とかいったものでは
        ない、あくまでもすべての方々にとってプラス効果が生まれたか否かの一点に尽きる。

         頼んだ相手の期待を裏切らない成果物はデザイナーとして最低限の仕事、その
        成果物が実際の社会の中で経済効果をもたらすものでなけりゃ、仲間内でワイワイ
        言ってるだけのもんじゃないか。昔ウォークマン、今i-padでもそういうことでしょ。
        技術力とかアイデアセンスとか言ったって、実際の社会で具体的の好反応(お金)
        がなけりゃダメ、って思うんだよね。そう考えるとグッドデザインってのは何なの、
        ってことになる。その「グッド」は何に対してのグッドなんだろう。単にカッコが
        いいとか革新的な技術とか目新しいとかだけじゃイカンのではないか。独りよがりの
        アタイだから偏向レンズ着用なのはわかってるけど、そう思えてならない。

         とはいえ、この木皿のように三方一両損ならぬ一両得のような仕事はめったに
        あるもんじゃない。っていうか、これしかないんだ。まさに、私のデザイナー
        (一応だ)人生にとって傑作と呼んでいいだろう。そんな傑作商品が今も生きている
        この店の外観だから、ひょっとすると傑作になるかもしれない。私もO崎さんも、
        この外壁は気に入っている。気に入っていないのは今の所ビルのオーナーだけ。
        もしも、この後、この外観を見て訪れる客が多くなれば、その時点で外壁は◎だと
        いうことになる。もしもそうなれば、私の二大傑作がこの店に集結することになり、
        私が生きて仕事をし続けた甲斐があろうってもんじゃないか。まことにウレスイ
        限り、喜ばしいことでござるワケだ。

         で、調子に乗ってクリスマスツリーを作ってる。すでに12月に入ってるから
        急がねばならない。っていうか既に遅きに失してるかもしれないけど。

         頼まれもしないツリーを作ってるアタイは一体なんなんだ?

        と思わないでもないけど・・・・・・・・・・な、店主でした。

         

        最良の仕事

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           長きにわたって準備していた中目黒のレストラン「バランチェッタ」の外壁工事が
          先週の土日で終わった。話が持ち上がったのは昨年の10月頃だったか、ざっと一年
          かかってしまった。準備と言っても常になんかしらってワケじゃなく、忘れたころに
          ポツポツといった具合だから、実際の作業量は大したこたぁないんだ。

           足場が取り外されたら工事は出来ない。一日で終わると思うけど、万一ってことが
          あるから、気は急くし緊張する。日の出の時間を調べて、早朝6:00に家を出る。

           現場到着。さあて、いよいよ決戦の火ぶたは切って落とされる、のだろうか?
          手伝いはまだ来ていない。っていうか早すぎて来れないのだ。

           慣れない最初は、一時間で一枠のペースで、ここまでは順調だった。現場仕事は
          スピーディかつ素早く終わらせねばならない。理想はスパイ大作戦、モタモタダラダラ
          は禁物は当たり前のこと。「えっ!もう終わったの」で丁度いい。遅いと仕事内容に
          不安を抱かれちゃうし、クレームの原因にもなりかねない。

           特に、こちとら現場は素人同然だからさ、念には念を入れて準備しなくてはならん。
          すでに学校で、壁面サイズを床に描き材料を割り振ってはいたけど、最終確認の為に
          店で同じ事を行う(それでも一壁面の材料が合わなくて現場加工したんだ)。

           こんな感じで。白壁は6ミリのコンクリ板、簡単に穴は空く。最初に小穴(3.4ミリ)、
          次にステンレスのコンクリネジで締める。とはいえ、白板を固定するために裏側に鉄骨が
          入ってるところに当たってしまうと穴は開かずネジも入らない。隣りに穴をあけ直して
          再挑戦。の、繰り返しもしばしば。

           裏はこんな感じ。

           けっこう面倒な部分もある。なんせ、最初のイメージがパッチワークだからさ。
          布みたいにはゆかないけど、そこそこそれらしい雰囲気もいると思ってね。



           一カ所だけGパン貼ってみた。上部にあるから目立たないだろうけど。

           ほどなくして助っ人が到着して、半分くらい出来上がったところで、このビルの
          オーナーが登場。この壁面がよろしくないと私に言うんだ。朝から微妙な空模様で雨が
          シトシトって具合だったけど、クレームが始まったあたりで激しさを増す。オーナーは
          傘だけどアタイはキャップのみ。外壁の気に入らなさを滔々と述べるオーナー、でも
          アタイの心は極めて冷静でね。雨に打たれるのはイヤだけど、傘をささずにこのままの
          状態の方がいいだろ、なんてこと考えておったのよ。いかにもしおらしく聞いている
          感じでしょ。目の前には外壁、その下には助っ人三人、なんだか映画の1シーンの
          ようでもある。

           どうも「塩」のホーロー看板が逆鱗に触れたらしい。コレ以外にも「たばこ」と「米」
          もあったんだけど、それはまだ貼ってなかったの。この「塩」がモダンな外観のビルに
          そぐわないと大いなる怒りを呼び起こしたようだ。ま、そういう気持ちもわからない
          わけではない。さんざん苦労してビルを建てたんだからさ。貸しているとはいえビルの
          一部の壁が「塩」であっちゃ、許せないってことだろう。さらにですよ、私は樹脂の
          塊をくっつけちゃおうって思ってたワケで、やらないでよかったと心から思ったの。
          おふざけもほどほどにせい! と、きっと全部やり直しなんてことになったに違いない。
          いや〜、虎の尾を踏まなくてヨカッタな〜、マジで、つくづくそう思ってしまいました。

           こういう時はひたすら相手の言う事を聞くしかない。変に「でも」なんて反論したら
          それこそ火に油だ。私はレストランのオーナーから命じられての仕事だから、ビルの
          オーナーに何を言われても謝る必要はない。「すみません」なんてことは一切口にしない。
          なにも悪いことをやってるわけでなし、単なる意見の相違だからね。それとさ、怒りは
          持続しないってことを以前何かで読んだ事があるし。怒り続けることはエネルギーも
          必要とするし、疲れる。だから、そのうち終わるだろうと考えていたんだ。

           何ごとによらず終わりは必ず来る。ビルのオーナーの怒りは、雨に打たれて聞いている
          私が消化剤になったのかどうか、鎮まる気配が漂い、語気も弱まり、立ち去ろうとする。
          そのタイミングに、アタイは一言。あなたのおっしゃることはわかる、でも私は
          レストランのオーナーに頼まれているんだから、あなたの言う事に従うわけにはゆかない、
          そのことはあなたもわかるでしょう、だから、レストランのオーナーと相談してください、
          そしてレストランのオーナーからなんらかの指示があれば、私は喜んで従うでしょう、と。

           で、結果はどうなったか。レストランで昼食を待ちながら気になったので、オーナー
          同士が話し合ってる場所に行ったのよね。そしたらビルのオーナーの口調が妙に柔かいの。
          なんだ、言うだけ言ったからスッキリしたの? その口調だけで、一件落着、壁面は
          このままでいいと私は判断したんだ。それとね、あれだけクレームをつけておいて
          「外壁はこのままでOK」なんてこと言えないでしょ。つまりは沈黙=OKの証だと、
          私は考えたワケ。足場が外されたらもうなんも出来ないからさ、その後なんとかせいと
          言って来ないところをみると私の考えは当たりぃ!

           いや〜アタイも大人になったもんだとつくづく思ったんだわさ。相手のココロの
          動きが手に取るように見える。こんな観察眼が30代のときにあればなぁ、なんて
          ないものねだり。


           シートが掛かってて良く見えないけど、これが全景(の一部?)。っていっても、
          これで全部じゃない。まだ看板が残っちょる。

           さあて、この破壊された看板文字をどうしたらよかんべえか?

          次号、乞うご期待?・・・・・・・・・・・・・・の、店主でした。

           

          ポロックごっこ

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             かねてより進めていた中目黒のイタリアン・レストラン「バランチェッタ」の
            外壁改装準備が終わりましたのだ。着手してから長い時間はかかっているけど、
            実際の作業時間は短い、ちょっとやってはかなりのお休みの繰り返し、こんなの
            慣れないなァと思いつつ気が付いたら終わってたみたいな。不思議な気持ちで。


             最初はこんな感じだった。古材を組み合わせたパッチワーク。
            でね、これを店主O崎さんに見せたら「ちょっと、おとなしいかな?」と宣うんだ。
            やっぱりね、そうきたか、アタイもなんか物足りないなとは思ってたんだ。でもな、
            店のインテリアの感じが良く出てるし、隠れ家的なコンセプトとしちゃいいかと
            考えたんだわさ。しかし、物足りなければなんとかせにゃならんとばい。

             さて、これをどうすればいいのか? もっとオモロくする工夫智慧はないもんか?

             で、考えた。末に、思い付いて準備したのがコレ。ありったけの端材を寄せ集め、
            シートを敷いて並べたときたもんだ。外壁のイメージはヴィトンのパッチワーク・
            ジーンズ、これを古材を並べてなんとかしようと思い、もっとオモロくとなれば
            ドリッピングしかないじゃろう。ドリッピングといえばジャクソン.ポロック
            ってことで、近くのホームセンターで派手なペンキを買い、不要になった刷毛を
            用意して、見よう見まねで始めたわけ。

             こんな感じで進む。手前は卒業生のT屋君、向こうは獅子奮迅のM田嬢

             ずいぶん仕上がってきた。とはいうものの完成形がわからないから、進行度合いは
            さっぱり読めない。ペンキが空になった時点でオワリということになるだろう。

             アシスタントのI川君が佇む。やりたそうだ

             やっぱりな。「やっていいですか?」「いいよ」言い終わるや否やコレだ。



             こんなところでペンキがなくなり、完成(かどうかわかんないけど)。やってみて
            わかったこと、初めはポタポタしたり投げつけるようにしたり、キャンバス代わりの
            端材は真っ白だからオモシロイんだけど、作業が進むにつれ空白が少なくなり、刷毛の
            正確さが必要となるんだ。下地が見えないようにしたいんだ、そうするためには重ね
            塗りをしないことが肝要、だけど直接刷毛で塗るわけじゃないから、どうしても
            目標から外れてしまい、結果、重ね塗りのオンパレード。いや〜ムズカシイのう。
            根気もいるしのう。

             ご覧の通り手はこんなふうになっちまうしな。



             ザックリこんな感じになった。古材とドリ板を組み合わせた壁。どうなのかしらネ。
            縦2.2m×横1.2mのこの壁、はてさていかなることになるものやら。ちなみにレストラン
            店主O崎さん開口一番「派手だな、大丈夫かな」と。ええい、いまさら遅いわい、
            オレ様に頼めばこういうコトになる、出来てしまったものは付けるしかない、もう
            後戻りは出来ない、ダメでも外すわけにはゆきませぬ、お覚悟めされ。



             さらに飾り付けるための二品。樹脂塊と錆びさびの鉄枠も用意したのさ。
            これをいずくか物足りなさそうな場所にくっつけるだろうて。そしてさらに、
            蛍光スプレーも買うてあるのだ。取り付け完了後にワンポイント、ツーポイント、
            えいや!と吹き付けるときたもんだ。現場で最後の最後に、吹き付けるには
            かなりの勇気がいることだ。アタイ? いえいえアタイにそんな肝っ玉は
            ありやせん、ここは一番女性陣の力を発揮していただこう。

            と、逃げの一手・・・・・・・・・・・・・・な、店主でした。

             

            バランチェッタなんだわさ

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               梅雨明けの東京は大田区下丸子、一気に夏の到来。地下は涼しいけど、地上に顔を
              出すと蒸し暑い大気が充満。夏は好きだった。だったけど今じゃカンベンしてくれの
              ココロ。そんな暑さの中、いよいよ中目黒のレストラン「バランチェッタ」外壁工事
              が始まりそう、ってことで準備作業で学校の工房へ馳せ参じる。
               高さ2m間口7mほどの外壁を古材で覆う。一応、図面は描いたものの実際に置いて
              みないと感じがつかめない。こんな広い場所は学校しかないんだ。


               夏休み突入だけど教室は開いている。涼しい地下の工房で図面片手に打ち合わせの
              美嬢ふたり。今回の工事は彼女らがメインスタッフとなる。


               テープで床に原寸を描き図面通りに古材を置いてゆく。最初は大きな部材を置く
              だけだから楽なもん

               さて、いよいよ一枚の部材を切断しなければならない事態に。図面を描いたとは
              いうもののいたってイイカゲン。即断即決、彼女らの適切な判断が欠かせませぬ。

               最後の一面で思案投げ首のR嬢。部材が足りないからね、なんとかしないと壁の
              下地が出てきちゃう。

               こっちは隙き間を古材の棒で埋める。大きな板を置き、次第に小さな板で、最後は
              棒で、という次第。古材がだんだん残り少なくなりアタマを使います。青い看板は
              「米」。古いホーロー看板はチョロっと見え隠れみたいな感じにするの、かも。

               全体はこんな感じ。完成に近づいてくる。いやぁ、いいじゃないっすかと自画自賛。
              これならバランチェッタ店主のO崎さんも悪くは言わんだろう。

               以前記事にした古材、知り合いの木工所の庭に放置してあった逸品。これがなけりゃ
              こんな感じにはなり得なかった。最初の打ち合わせで、店主のO崎さんが見せてくれた
              のは有名ブランドのパッチワークなジーンズだからね。こんな感じの外壁にしてくれ、
              なんだかわかんないように、オモロくしてくれ、と注文はいたって漠としてたんだから。
              古いジーンズのパッチワークならば古材しかない。でもどこに転がってるんだ。買えば
              いいけど、きっと高いに違いない。なんとか予算ゼロで調達したい。そんな無理難題を
              実現出来たのは木工所「サンダンス」さんのおかげ。

               で、古材だけではないのダ。これも知り合いから頂戴した分厚い樹脂板、これを
              散りばめようと考えたのよね。古材板だけじゃなんか物足りないでしょ。オモロさの
              ためには樹脂もいいんじゃないかってね、思ったワケ。

               デカイ厚い重い三拍子揃った樹脂板(というか塊に近いけど)。表は汚いけど割った
              中はキレイ。

               こんなふう。湘南に住む友人の友人、サーフボードを作ってるんだけど表面を覆う
              樹脂液が床にポタポタの結果こんな板が出来上がる。さて、問題はこの板(塊?)を
              どうやって分割するのかということ。端っこはハンマーで叩けば砕け散るけど、
              中央部はどうしようもなし。そこでアシスタントI君がプレス機で割ったらとナイスな
              アイデア。さっそくプレス機でえいや! えいや!! なかなか割れないんだ、これが。
              なんたって厚いからね。真ん中へんは7〜8㎝の暑さだかんね。さらにえいや! と
              満身に力を込めて・・・・・・・・・・壮大な音とともに数片に割れる。それを
              繰り返す事数度、涼しい地下工房でアタイ一人が汗ダク、見てるしかない方々は涼しい
              顔。

               さてと、手持ちできる程度のサイズになったらさらに小さく割ってゆく。

               飛び散らないように布をかぶせて

               おおぶりなハンマーを打ち降ろす、ときたもんだ

               砕けた樹脂塊。これを壁に取り付けるべく穴を開けなければならないんだのし。
              6ミリのドリル刃でひたすら穴を開ける。大きな塊ならば6カ所、小さいものなら
              2〜3カ所の下穴を。さらにさらに、そのままだと長〜〜〜〜いビスが必要に
              なるから途中まで10ミリで穴を開ける。そうすれば取り付け板からの距離が近く
              なるから安定度が増すだろ。むろん、ビスはステンレスだ。

               およそ7時間の作業でおおよその位置が確定した。ただし、これをまたバラして
              移動しなければなりません。裏に番号を書き、写真は撮ったものの果たして元通りに
              なるもんだろうか? 言いたかないけどアタイは自信ありませんぜ。こんな込み入った
              作業を処理出来る能力なんかないんだから。それが証拠に、彼女らが修正してくれた
              図面をちゃんと書き直そうとパソコンに向かったとたんなにがなんだかワカランように
              なってもうた。どないする? 踏ん張らんかい!!

              それにしても暑いのう・・・・・・・・・・・・・・・な、店主でした。

               

              お店の外壁を考える

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                 店といっても当店ではない。以前記事にしたかもしれない、東京は中目黒にある
                「バランチェッタ」の外壁工事が動き出した。激戦地に出店して幾星霜、出現しては
                消え去る飲食の世界で10年続けば大したもんだ、マジで。その店の外壁が傷んできた。
                ずいぶん前からなんとかせにゃぁならんと話しはあったんだけど、機は熟さず。今年に
                なって風雲急を告げってほどじゃないけど、ま、そろそろやらんとマズイだろうと。


                 これが現状。なかなか風格があるとアタイは思うんだけど、オンボロ過ぎるんじゃ
                ないかい、淋しいとお客さんに言われたり。木の柱板や土台が腐ってきていることも問題。
                いろんなことが重なってのいよいよというワケ。

                 で、アッチの店主が用意した外観のイメージがコレ

                 確かヴィトンのジーンズだ。こんな感じにして欲しいと。彼の考え方は理解している
                つもりだったけど、こう来ましたかって。しばし考えあぐねた村越、なかなか良い考えは
                出ないのであります。そうか、パッチワークか。で、材料はどうすりゃええんだ。こんな
                感じの材料なかなかないでっせ。古材を探せばあるかもしれないけど、古材は高いだろう。
                身近にないか。できればタダでもらえるような。捨ててあるような材料は転がっていない
                もんか?

                 探すったってアテなんかまったくない。むろん、私は持っていない。しばらく後、駐車場
                を借りているサンダンスさんのとこへ行ったときにふと聞いてみたら、ありますよ、ほら、
                そこに。見れば庭の片隅に古材が野積みされてるじゃんか。板の表面はいい具合にボロボロ。
                厚みもあるし長さも巾も手頃だ。いいの? ほんとに?? タダでもいいワケ??? 何回
                も念を押したあげくに、そのまま車に積んで持ち帰る。といっても野積みだからさ、白蟻が
                群がっているの。大量だ。殺虫剤があれば簡単だけど、そうはゆかないからシートの上に
                載せて帰る途中の気持ちはイヤなもんでっせ。群れをなすシロアリが後部でうごめいている
                のですから。ポトポト床に落ちるのもいるだろう・・・・・・・・。


                 その一部ですわ。巾が広いので2分割せざるを得ない。このままだと縦に薄く切断
                できないんだもん。こんな板が10枚ほどあったのさ。


                 板の厚さは6センチから7センチもある。これを薄く切るわけだ。厚すぎるから、最初は
                二枚にとも思ったんだけど壁面を埋めるには少し足りないから三分割にする。出来上がりの
                壁面は凸凹にしたいから、厚さは適当に変えなくてはならない。丸ノコ盤は刃が円状だから
                7㎝程度の高さにしか刃が上がらない、ひっくり返して切断しても15センチほど。あとは
                バンドソーという機械で残った部分を切って行く。これがなかなか恐い、一度は大きな音と
                ともに刃が外れてしまった。刃が折れたんではなく外れてしまった。お恥ずかしい。


                 多少の苦労の末、切り終わった。これで下地は揃った。後は、これをどうやって壁に
                はめ込んでゆくか、だ。


                 壁面全体をどうするか? 最初はこんなもんだった。見せたら軽くあしらわれて
                しまった。なんだい、これはってなもんだ。 ダメなんだ、こんなもんじゃ。


                 話しの中で道路標識が出てきたから入れ込んでみたら、これも軽く却下。笑われて
                しまった。いやはや、どうすりゃええのさ思案橋!


                 道路標識ならぬ、食材標識ってのはどうかい? オモロイと思たんだけどなァ。
                ウミガメなんかいいでしょ。でも、これも却下。ドツボにはまりつつの感強し。光明なんか
                まるっきりない。一筋も、だ。

                つまり、昔のホーロー看板やら交通標識みたいなもんは出すぎちゃイカン、見えるか
                見えないか、ほとんど隠して分かるかわからないかギリギリがよろしい。そうかい、やっと
                見えてきたぜ。古材はいいんだな、そんなら、まずは古材を並べてみよう。その後空いた
                場所になんかオモロイものをこっそりすればいいんだな。

                 で、古材を切り刻んで壁面に並べてみた。並べる最終案は先のことだけど、まずは
                叩き台となる最初の案を考えなきゃ始まらない。

                 いい加減なもんだけど、ある程度は完成形に沿ったもんでないとならない。だからさ
                寸法を入れて、小さく切って張り付けて。並べてゆくうちに頭は大混戦!!!


                 それに基づいて模型を作る。模型の威力恐るべし、こんな簡単なもんでも完成形が
                イメージ出来る。

                 ザックリこんな感じ。凸凹の古材の上に看板らしきものがピンで止めてある。ピンで
                止めるってのがミソでさ。なんか仮設って感じがするでしょ。胸張って堂々、歴史もある
                ってんじゃなく、いやいや大したことないっす、ちょっと間借りしてやってんのす、な。
                でも、味も接客もおこたりない。隠れた名店にふさわしいと私は思うんだけど、どうなる
                ことかワカラニャイ。

                 これに件の樹脂塊が加わるという寸法。


                 表面も汚いけど裏面はさらにヒドイ。ダンボールがくっついて汚さ丸出しだ。

                 古材のレイアウトとこの樹脂をどう使うかは、私が考えることは出来ない。この外壁は
                キレイは困る、デザインしちゃイカン、いわゆるモダンデザインの考えは一切通用しない
                から、昔気質のアタイにゃ到底無理なのよ。整わず、めちゃくちゃで、なんだこれは?と
                思うような、インパクトが必要で、レストランであることは分からなくてもイイ。そんな
                設計はかなりトンデモナイ発想でなけりゃムリなのよ。ってことで、指名したのがKIOSK
                美嬢。M田さんと席を隣りする留学生のSさん。この二人なら私なんかよりグッとステキな
                ものにしてくれるだろう。それが何よりの証拠には、樹脂塊の表よりも裏の方が美しいと
                宣う。面白いよりも美しいですからね。しかも、二人同時に言い放ったの。勝てませんよ、
                ったく。

                いやはや世の中いろいろ、外観もいろいろ・・・・・・・・・な、店主ですわい。

                 

                ライブ見聞記

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                    昨晩、中目黒のバランチェッタに行ってきました。R&Bライブと称するイベント、料金は
                  三千円でワンドリンク食べ放題。行ったときにすでにライブは始まっていて、席は埋まり、
                  立ち位置がわからない店主。どうしたらよかんべ、居心地が悪い。こりゃ、早めに帰ること
                  になりそうだワイ。入口扉のあたりに陣取って、ワインを飲みつつ一服しつつ演奏を聴く。
                  40〜50代の日本人と黒人男性のデュオ。悪くないぞ。有名な曲を弾きまくり歌いまくるの
                  は、営業的戦略だろう。知られていない曲だとお客さんも盛り上がらないもんね。
                   と、これを書きつつ聴くのはエヴァ・キャシディ。流れているのはシンディ・ローパーの
                  名曲「トゥルー・カラー」。ええでんな〜。店主の心は引きずり込まれる。そして「タイ
                  ム・アフター・タイム」。引きずり込まれて溺れそうだ〜。朝一番で居間の壁面棚に取り付
                  ける棚板を塗装して乾くまでの時間は工房が使えない(ほこり厳禁です)から、なにもする
                  ことがない。だから、のブログ。流れる音楽を聴きつつのひとときは無上の喜び。こんな私
                  の心を理解してもらいたいなんてことはつゆにも思わない。わたしひとりの世界はわたしひ
                  とりで楽しめればいい。そういう気持ちは誰にでもあるんじゃないのかい。そして「サンフ
                  ランシスコ・ベイ・ブルース」に曲は移る。ギター弾き語り一人芝居はしみじみ私の心に沁
                  み入る。
                   居心地悪い私に近づいてきたのはバランチェッタ店主の奥様。あっどうも、なんて言いな
                  がら知ってる人がいたことにちょっと安心。店の隅っこで小皿で食べながらワイン飲みなが
                  らタバコ吸いながら・・・・・・休憩になったゾ。奥の席で奥様が手を振って、こちらにど
                  うぞ。見れば両脇に友人二人、いずれも中年の女性。いずれも興味をそそる方ではない。け
                  ど、なんかお話ができるかもしれないと怖ず怖ずと着席したのです。仕事の同僚だという片
                  割れがしきりに私の白シャツを褒めるんだ。ま、つかみはOK。これで白シャツも喜んどる
                  ことだろう。でも、後がいけない。話しはおしゃれのことになり、おしゃれでない人はやっ
                  ぱりダメですよね、なんてこと言うんだ。いや、だから、そうじゃなくってさ、おしゃれで
                  あろうとなかろうと頭がきれる人はいる。おしゃれは単にそれが好きか嫌いかだけとか世間
                  に対する制服なのではないかしら? などと物腰柔らかくお話するも首を傾げる女性。
                   さらに、ひとしきり食べ物の話しになって、最近は毎日料理をしてますねん、と店主が言
                  うと、なんて素晴らしいんでしょう、ウチの夫なんかはな〜んにもしないと言わっしゃる。
                  まっこと不満な様子がアリアリで、その後の話しで夫は好きじゃないしすでに心が離れてい
                  る、憂さ晴らしに19才の子供と酒を飲んでいるなんてことを聞くに及んで、「だって、そう
                  いう男に惚れて結婚したんでしょ」とついつい夫の肩を持ちたくなる、私。仕事のストレス
                  を発散すべくライブに来た。だからR&Bに合わせて踊りもする。さらに、ひょっとすると恋
                  の出会いも、といささかの期待もあるわけだ。相方の女性と、相手は老人で金持ちか美形な
                  若者か、イケメン男子でお金持ちは若い娘に傾くからお呼びじゃないでしょう? なんて愚
                  にもつかない話しで盛り上がっとるんダ。まぁ、言ってくれるわけです。
                   己を知りましょうね! と心で囁く私。恋に年齢は関係ないし、お金(ぜんぜんないん
                  じゃ困るけど)も関係ない。結婚しようって年齢でもないし、気に入った相手とのひととき
                  を楽しめればいいんじゃないのかい。長年連れ添った相手と恋のトキメキは無理なことは誰
                  でも知ってる。だって、恋は長持ちしない極めて短い賞味期限でしかないことは万国共通で
                  すから。連れ添った相手との関係は「信頼」ですから、恋とは質が違うことをご存知ではな
                  い。そんな恋を実現するためには、現実の生活とは異なるそのときだけを愉しむ心智がな
                  きゃね。そりゃ、無理でっせ。服装(おしゃれ)は、あくまでもつかみのものであって、そ
                  こを手掛かりにして相手の心の扉をそっと開いてみる。心の玄関を見回せば相手の人となり
                  が理解出来て、恋に小さな種火が・・・・・・・・・。
                   そのためには人を見る目も必要だし、会話の内容も大切になります。連れ合いの不満だと
                  か仕事の話し、ましてや子供の話しや病気健康の話しじゃ、それこそハナシにならない。お
                  互いが会っているその時瞬間を楽しめる資質がないととてもじゃないけど恋は炎になりませ
                  ん。不満のはけ口、愚痴のこぼし合いのような会話と恋を一緒にしちゃあイケマセンぜ。恋
                  をそんなどこにでもあるような事と一緒にしないで欲しい。短い人生の一瞬、出会いを感謝
                  し、心を寄せ合い、別れてもなお心に残り続けるような、そういうものが恋なんじゃないか
                  と私は思うんだ。なんか理屈っぽくなっちゃいました。要は、おおむねそんなことを分かち
                  合えるような出会いを私は望んでやまないので候。
                   そして後半のライブ。前半はアコースティック(アンプは使ってたけど)後半はエレキと
                  いう構成なんだけど、打って変わっての大盛り上がり。ここを先途と盛り上げる話術と選
                  曲、演奏テクニックはなかなかなのもの。久しぶりにプロを見た。特に黒人の方のベースに
                  は感心、やはり持って生まれた資質があるんだろうか。演奏が終わり、彼らのCDを買い、一
                  緒の席であれこれお話をしていたんだけど、気が付けばお客は一斉に出て行くんだ。えっ、
                  どーして? 演奏の余韻をお酒で楽しむんじゃないの? そうじゃなくとも1〜2杯のお酒を
                  飲んで帰るのが礼儀ってもんじゃないのかい? そんな気持ちは微塵もない。さっ、帰ろう
                  ってなもんです。味気ないなァ。SEXに前戯後戯があるようにレストランでのライブにも後
                  戯があってしかるべきなんじゃないかい。それじゃあSEXが終わって即洋服を着て帰るよう
                  なもんじゃん。楽しむことの貧しき心がこんなところに浮かび出てしまう。ああ、嘆息。
                   愉しきひとときの余韻に浸る店主は結局最後のひとりになってしまい、後片付け清掃に慌
                  ただしいスタッフに追い出されるように退散と相成りました。最初の思惑はすっかり忘れて
                  結局は最後まで居残ってしまったナァ。明日も営業だからさ、わかりますョ。ごめんね、バ
                  ランチェッタ。素敵なひとときをありがとう、バランチェッタ。
                  二日酔いで起きたのは昼前・・・・・・・・・・・・・・・の、店主でした。

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